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地域医療構想

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 「地域医療構想」をご存じでしょうか?

 医療関係者においては「病床機能報告」の方がなじみがあるかもしれませんね。

 今後の人口減少・高齢化に伴う医療ニーズの質・量の変化や労働力人口の減少を見据え、質の高い医療を効率的に提供できる体制を構築するために、医療機関の機能分化・連携が必要になってきます。
 こうした観点から、各地域における2025年の医療需要と病床の必要量について、医療機能ごとに推計し、厚生労働省が「地域医療構想」として策定しています。
 そのうえで、各医療機関の足元の状況と今後の方向性を「病床機能報告」により見える化しつつ、各構想区域に設置された地域医療構想調整会議において、病床の機能分化・連携に向けた協議を実施しています。

 「地域医療構想」が分かったところで、直近の病床機能報告(2021年度)と比較してみましょう。全国では下の表のようになっています。

 栃木県においても全国と同様の傾向が見て取れます。栃木県内においても高度急性期病床から回復期病床への転換が進むことでしょう。

 このような政策的なトレンドを把握しつつ、自院の地域での役割をどう捉えて担っていくのかが求められています。専門性を追求していくのか総合的な医療提供を行うのか、回復期への転換を図っていくのかなど方針は様々です

 弊社では、公表資料を基にした診療機能分析なども行いながら経営判断をサポートいたします。病床機能や入院料の見直しの際はぜひご相談ください。

コラム執筆者

税理士法人アミック&パートナーズ 

青木 良介

青木 良介

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