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セルフメディケーション税制について②

今回は、セルフメディケーション税制の注意点についてご説明して参ります。

(3)注意点

  ① 対象の医薬品
     医師によって処方される医療用医薬品から、ドラッグストアで購入される
     OTC医薬品(注1)に転用された医薬品(スイッチOTC医薬品)です。

     この税制の対象となるOTC医薬品は約1,500品目あり、厚生労働省のHPで
     掲載しているほか、一部の製品については関係団体の自主的な取組により、
     対象医薬品のパッケージにこの税制対象である旨の識別マークが掲載されています。

  ② 従来の医療費控除との関係
     セルフメディケーション税制と従来の医療費控除を同時に利用することはできません。

  ③ 支払の時期の例
     通信販売等で購入する場合、申し込みが平成28年中でも、支払日が平成29年1月1日以降
     の場合、この制度の対象になります。

  ④ 対象となる額
     実際に支払った税込みの価格です。

  ⑤ セールが開催された場合
     割引後の価格が控除額です。

  ⑥ 証明書類を無くした場合
     必要事項を記載した領収書が必要ですので、再発行が必要です。
     また、証明書類に対象医薬品の目印が付けられていない場合も同様です。

  ⑦ 小売業者の方向けの注意点

     1) スイッチOTC医薬品を販売した場合のレシート等への明記
        イ) 商品名
        ロ) 金額
        ハ) 当該商品がセルフメディケーション税制対象商品である旨
        ニ) 販売店名
        ホ) 購入日
       上記項目の明記が必須です。

     2) 1年分の購入リストを販売店が作成して提供した場合
       薬局など販売店の方がお客様に1年分の購入リストを作成して提供した場合、
       必要事項を記入して作成した書類であれば確定申告時に使用していただけます。

(4)終わりに

   この制度は、医療費の適正化を目指し、スイッチOTC医薬品を使用した方に医療費控除を
  適用できるようにしたものです。年間1万2千円を超える金額のお支払いをされた場合対象と
  なりますので、従来医療費控除の適用が受けられなかった方も受けられる可能性があります。
   従来の医療費控除との選択適用が可能になりますが、どちらか一方のみを適用となるので、
  両方適用できる可能性がある方は、どちらが有利かの判断をする必要があります。

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(注1) OTC医薬品とは、医師の処方せんがなくとも、薬局・薬店で購入できる一般用医薬品の事を
    いいます。(OTC=over the counter)。
    スイッチOTC医薬品は、元来医療用医薬品として使われていた成分の有効性や安全性などに
    問題無と判断され、薬局で店頭販売できる一般用医薬品に転換(スイッチ)されたものです。