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お茶会

 先日、茶道裏千家の先生主催のお茶会を体験してきました。

 招待状には「名残の月の茶会~聞香体験」とあり、心静かに香を聞き、秋の一日を過ごすという趣旨で初心者を対象とした香道と茶道を体験できるというものです。
 最初は作法など全くわからないし、正座も苦手なことなど不安な要素がたくさんあり躊躇していましたが、今回、思い切って参加を決めました。
 
 最初は「聞香」を体験しました。香りを聞くってなに?聞く=嗅ぐことだということが当日わかりました。作法もあり、先生が一つ一つ教えてくださいます。香炉という陶器(小さい火鉢みたい)を香りが逃げないよう手で覆い顔の近くにもっていき静かに呼吸をします。ほのかな雅な香り、普段では聞くことのできない香りに穏やかな気持ちになりました。香りを楽しむということをはじめて感じた瞬間でした。

 次に、先生の手づくりで秋をイメージしたお菓子をいただき、薄茶を頂戴しました。ここでも先生がさりげなく作法を教えてくださいます。丁寧に食べる。飲む。とても美味しくいただき感動しました。

 お茶会には、いろいろなマナーがあります。先生はあまり気にしないで空間を楽しんでくださいといっていましたが、私はまったくの初心者でしたので作法・言葉など戸惑うことがたくさんありました。例えば、茶室を歩くときには畳のヘリは踏まない。腕時計など貴金属はお茶室に入るときは必ず外す。お茶をいただくときはお茶碗を手前に二回回すなど。
 でも、それらの作法には一つ一つ意味があるのです。ただの「かっこつけ」の行動ではないのです。畳のヘリを踏まないことは、ヘリは傷みやすいからで、腕時計を控えるのは万が一お茶碗など道具を傷つけてしまうことのへの予防、お茶碗を回すことはお茶碗の一番いい面(正面)がみえるよう亭主は出すが、客は飲むときに正面は外すために回し飲み終え亭主に返す時には正面に戻す。
相手を思いやり、物を大切にする気持ちから自然に生じた動作(行い)を作法というのだと今回のお茶会で気付かされました。

 相手を気遣うという作法を日常生活でも心がけたい。短い時間でしたが、心がリセットされ、すがすがしい気持ちになりました。
また機会がありましたら参加したいと思います。

K.N